再考・自然と不自然と連続性と
おはよーございます!
一昨日ちょっとお仕事の延長で兵庫県某所の川に行ってまいりまして
前回のブログの川とは違う川なのだけど、また色々とお勉強できるのです
秋ということもあり、夏の緑は息をひそめて茶色くなってましたが、
パピルスことシュロガヤツリはけなげに頑張っておりましたwおまえ外来種のくせにw
さて、作業の道中色々と写真を撮りながら考えていたのですが、やっぱり考えるというとレイアウトのことになりますよねー
これは川の途中途中にある砂防ダムらしきものの深みにはまった大きな転石なのですが、しゃばしゃばかかる川の水に動じることなく落ちついています
向かって左が上流で、水は右側の方に流れていくのですが、
石に当たる水がどういう風にながれていくのか、というところでひと思案
ここは堆積した砂や転石で浅瀬になったところなのですが、
中くらいから小さめの石、砂が堆積してますね
水の流れの早さと偶然で散らばる自然な景観から
「ランダムに配石された自然な石組」のお手本にもってこいですね(@'ω'@)
一番上の写真は護岸工事とともに施された石畳で、
二枚目はそこに砂や砂利などの細かい砂が堆積したところ、
三枚目は石畳が見えないくらい中くらいの石と、砂利が堆積したところ
人工的なものであっても時間の経過が感じられたり、
いわゆる自然観の要「連続性」を上書きすることで、自然に見える。
また少ない要素よりも大きな石や小さな石、砂利など複数の要素があることでより自然な雰囲気に感じられる、というところでひと思案
上の写真は大きめ、中くらい、砂利があり、
下の写真も同じく大きめから砂利までがあるところ、
ここで注目するのは上の写真の面白さかな、と
上の写真では水中にある石から水上に突出している石が要素に加わることで
より目を引く変化のある水景になっていると思います
同じ自然観であっても変化や起伏のある情景の方が目を引きますよね
雨や洪水で運ばれて、石畳の途中で止まってしまった転石
人工的な石畳にある誰のいとでもないその配置に、自然観感じるとともに
人工的なところにある自然なものに、注目させられます
閑話休題
にしてもね!この日水冷たすぎたんすよ!
ほんま風邪ひくんちゃうかっつーほどに!
水も冷たかったけど、有機物の少ない冬場の水は透明度が高くて好き
緑こそ少ないものの、石に着くバクテリアとか藻類、浮泥なんかもなんだか身近に思えて、魚も寒いせいかあんまり泳がないで他人事みたいに泳いでてちょっとそっけないけど、それもまた冬ってものを感じる自然観の一部なのかなと
さて、この大き目の砂防ダム
何を汲み取れますか?
砂防ダムは川の流れをせき止め、そこで流水の運搬作用が弱まり堆積作用が強まることで、そこに水が運ぶ砂を堆積させ河川からの砂の流出を抑えるためのものなのですが
ここでは砂防ダムにたまった砂が砂防ダムのヘリを超えて水面まで来てしまって
そこへ時間の経過とともに草の種や木の種がたどり着き、芽吹き、成長して
川の真ん中なのに木が生い茂ってしまって・・・
夏には緑いっぱいの木の下には日差しを避ける魚や生き物が集まったり、鳥が休みに来たり、蝉が止まってしゃあしゃあ鳴いたりするんだろうなー・・・
なんて想像も、自然観をより深く考える上で必要な想像力かなと、思うのです
さて、今日も働こう♪
参考になった方はぽちっとお願いしまっす!